人を動かすための3つのインセンティブ
Uncategorized コメントはまだありません »ヤバい経済学によると人の行動を変えるインセンティブには
3つの種類があるそうです。
- 経済的インセンティブ
- 社会的インセンティブ
- 道徳的インセンティブ
経済的インセンティブはお金によるもの。
交通ルール違反を減らすために罰金を科したり、
喫煙者を減らすためにタバコの価格を上げたり、
そういうやつです。
社会的インセンティブは周囲の人の評価を利用したもの。
電車での携帯電話の通話を疎ましいものとする通念を作り上げ、
電車内での通話をしにくくするしたり、
一回も学校を休まなかった生徒を皆の前で表彰したり、
社会的に評価されたいという人間の気持ちを利用します。
道徳的インセンティブは道徳心を利用したもの。
弱っている人に救いの手を差し伸べる、
友達のために力を尽くす、
他の人に迷惑をかけない、
何かをする、又はしないことによって、道徳心を満たすことができるよう
設計されたインセンティブです。
献血やボランティア活動などは、これを利用して参加者を増やすことが多いよう。
また、「人様に顔向けできない」ので罪は犯せない、というのは
道徳的インセンティブが働いていると言えます。
これらのインセンティブの効果は単純に足し合わせることは出来ません。
特に経済的インセンティブを不用意に使うと、道徳的インセンティブや
社会的インセンティブを失わせることがあります。
例えば、献血やボランティア活動の対価としてお金を払うと
参加者はむしろ減るかも知れません。
他者に尽くす、という美しい道徳的な行為が
お金を得るための経済的な行為にすり替わるからです。
逆に、経済的インセンティブによって負の社会的インセンティブを
打ち消すこともできます。はてなの人力検索がいい例です。
技術系MLなどでは、初歩的な質問に非難のレスがつくことがあります。
初心者にとっては、これが負の社会的インセンティブとなり、
気軽に質問がしにくい雰囲気があります。
そこではてなの人力検索では質問に答えてくれた人に
小額の謝礼を支払うという経済的インセンティブにより、
先程の社会的インセンティブを小さくしているのです。
人を巻き込んで事を成し遂げようとするなら、
3つのインセンティブの性質をよく考えて、
設計することを心掛けたいものです。
所要時間
この記事を書くのに20分かかりました。
管理人、というか俺の独り言
vacuumdb 自分
今日の読書時間
ヤバい経済学、読むのに3時間ほどかかりました。

